プレゼンテーションの部 予選審査講評
プレゼンテーション部門の予選は、大会規約および大会実施要領に従い、参加者から送られたビデオを元に、3名の予選審査員が厳正に審査を行いました。*なお、審査に際しては、ビデオの画質、音量など、録画機器の性能や操作技術に影響される要因や、プレゼン中の外部からの騒音等、プレゼンテーションの本質と関わりのない要因は、審査の結果に一切影響していません。
以下に、予選審査の過程で各審査員が感じたことをまとめましたので、今後の参考にしていただければ幸いです。
- オーディエンスをもっと意識してほしい。たとえばアイコンタクトの点で、しっかりとオーディエンスに向きあうことは基本。
また、プレゼンターにオーディエンスの注意を集めアピールする部分(時間)と、パワーポイント等に集中させて理解を促す部分(時間)との組み合わせがテンポよくできると良い。これらが自然にできるチームは、訴えかける力を感じる。
- 発表する内容の検討が大切。表面的な内容のものよりも、調査が行き届き、内容のしっかりしたものの方が訴えかける力が強い。
- 3人1チームという特色をもっと生かしてほしい。一連のスピーチを単純に3分割しただけ、あるいは3人分のスピーチをつないだだけという印象のものが多かったのが残念。
また、一人が話しているときに他の二人が何もしていないというのは、チームワークという観点からの評価が得られない。(評価項目にはTeamworkという言葉はありませんが、DeliveryやOriginalityの面から評価されます)
- 全チームが、パワーポイントのみを使ってのプレゼンテーションであったが、他のメディアも使用可能なので、今後に向けていろいろな試みを期待する。
- パワーポイントの使い方にもっと工夫が欲しい。スライドに「動き」を入れたり、文字の大きさや配置を考えるなど、デザイン的要素を取り入れると良い。スピーチとパワーポイントの「連携」も、プレゼンテーションでは重要なポイントになる。
(スライドは「読ませる」のではなく「見せる」という感覚で作る方が、聴衆にアピールしやすい)