全国高等専門学校英語教育学会 第24回東京大会プログラム COCET研究大会報告第24回 COCET研究大会は、平成12年9月2日(土)3日 (日)に両日に亘り、東京代々木のオリンピック記念青少年総合センターで開催され ました。主な内容は次のとおりです。 特別講演 根岸雅史氏(東京外国語大学) 「Can-do リストからCould-doリストへ」という評価の変更の必要性について述べ ら れた。またその際、「高専卒業生が、実際にどのような英語力を必要としている か調 査することは、高専におけるこれからの英語教育を考慮していく上で重要なこ とであ る」と発言され、それを機会に亀山太一氏(岐阜高専)を中心に高専英語教 師の有志 で来年度より調査研究することに決まった。 意見交換会「高専に関する問題と解決法について」 高専の英語教育に関して、様々な問題が討議された。例えば、特別講演で根岸雅史 氏が「高専卒業生が、実際にどのような英語力を必要しているか調査することは、高 専におけるこれからの英語教育を考慮していく上で重要なことである」と発言された ことをもとに話し合いがあった後それをもとに亀山太一氏(岐阜高専)を中心に高専 英語教師の有志で来年度より調査研究することに決まった。 2日、3日と14名の研究発表者による研究発表が行われた。 教育機器利用を含む、様々な英語教育の実践の工夫、学校全体での取り組み、国際 理解教育、工業英語教育、英文学等、発表内容は多岐に亘り、また有意義な研究/実 践の発表であった。 シンポジウム 「新学習指導要領と高専の外国語(英語)教育」 −−授業展開におけるコミュニケーション能力育成の位置付け−−というテーマで山 田豪氏(東京都立高専)と瀬川直美(福井高専)が提案した後で、フロアの先生方と の活発な意見交換があった。その具体的な内容については2001年2月発行予定の 『研究論集』第20号の山田豪氏の「シンポジウム」関係のページを参照されたい。 フォーラム 在外研究に関する情報 共に1999年度に英国(Reading University)で在外研究された小寺光雄氏(福井 高専)と米国(Boston University)で在外研究された菊地俊一氏(沼津高専)から、 在 外研究実現の具体的方法や在外研究の生活全般に関する留意点等貴重な話を聴く こと ができた。 全国高等専門学校学生英語弁論大会について(継続討議) 昨年の研究大会での討議を機会に「メールによる理事会」等での話し合った結果を 参考にしながら、継続審議を行った。全国レベルでの弁論大会は意義があるという考 えが優勢と思われるが、「実行するには、物理的時間的経済的にみて困難点が少なく ない。ビデオによる弁論大会では意義が高いとは言えない。」という考え方もあり結 論が出ず来年の研究大会に継続審議することとなった。(賛成意見もしくは反対意見 を「メーリングリストによる意見交換」に載せて下さい。) 要請書 「20人学級実現」等を要求する要請書を文部大臣宛てと国立高等専門学校協会会 長、公立高等専門学校協会会長に送ることにフォーラム全体で決めた。その後「メー ルによる理事会」でも検討した上、提出した。(文部大臣宛てと公専協会長宛ての要 請書提出に関しては山田豪氏に、国専協会長宛ての要請書提出に関しては小寺光雄氏 にお世話になった。)